ホームヘルパー1級を取得するために必要なカリキュラムと勉強内容とは?

ホームヘルパー1級は230時間の研修時間で取得が可能です。
しかし1年以上(180日以上)働いた人に受講資格があるので注意が必要になります。
その内容について説明すると・・・

  • 社会福祉関連の制度とサービス(20時間)
    介護保険制度における老人福祉・保健・医療に関する制度やサービスについて勉強します。
  • 介護の方法と技術(28時間)
    認知症の介護や障害を持つ児童の介護、身体障害者や精神障害者に対する介護技術を学ぶと同時に困難事例の適切な援助方法などの検討をします。また在宅でのターミナルケアの意義や実際についても学びます。
  • チームケアとチームワーク(20時間)
    介護保険制度では異なる職種、異なるサービスが一緒になってケアを行います。そのチームケアの理解や連携方法・調整方法、問題点の克服方法などを勉強します。
  • 関連領域の基礎知識(16時間)
    ホームヘルパーがその業務において直面するレベルを中心にした高齢者・障害者(児)の医学や精神保健、歯科医療や保健の基礎知識について理解を深めます。また在宅看護についての知識を学んだり高齢者や障害者(児)についての心理学的援助についても勉強します。
  • 実技講習(62時間)
    介護技術についてさらに理解するとともに他者に教えるという作業を通して自身の介護技術の向上を目指します。またいろいろな事例を想定してホームヘルパーとしてのかかわり方や他職種との連携の仕方、困難事例の対応の仕方などを討論またはロールプレイによって学びます。
  • 実習(84時間)
    ホームヘルパー1級の実習では特別養護老人ホームなどの重介護に対応している施設や訪問看護の同行訪問をしたり、地域包括支援センターの職員と高齢者の自宅に訪問して在宅支援の総合的なあり方について勉強します。

ホームヘルパー2級を取得したときと同じように実技講習や実習も含まれています。
ホームヘルパー1級の資格に関しては2級よりもさらに専門的になります。介護の知識や技術をだけでなくサービス提供責任者(主任ヘルパー)の行う業務に関することなどを学びます。

ホームヘルパーとしてもっと幅広く仕事がしたい人におすすめです。

ホームヘルパー2級の人から「ホームヘルパー1級の資格をとって意味があるの?」とよく聞かれます。 現場でホームヘルパーとしてだけ働くのであればホームヘルパー2級の資格だけでも充分かもしれませんが、もっと深く介護保険やチームケアなどについて学びたいと思えばホームヘルパー1級の資格を取得することをおすすめします。

また正社員を目指している人なども取得しておいたほうが就職には絶対に有利です。ホームヘルパー1級しか正社員にはしないといった訪問介護事業所もあったくらいです。 なかにはホームヘルパー1級を取得して自分達で訪問介護事業所を立ち上げたりする人もいました。

給与に関しては様々ですが一般的にはホームヘルパー1級は、その責任の重さや仕事に関する専門性の深さから給料がホームヘルパー2級に比べるとよくなっています。 そのような理由から実際に私のまわりでは正社員の人はホームヘルパー1級を目指す人のほうが多くいました。

さらに、訪問介護事業所を設置するための人員基準でホームヘルパー1級などを持ったサービス提供責任者を必ず何人か置かなければならないという規定があります。また第三者評価制度というものが訪問介護所などの介護保険事業所には義務付けられていてサービス提供責任者の人数なども評価の対象になったりします。ですから訪問介護事業所としてはホームヘルパー1級とは貴重な存在なのです。

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